思い込みってのは怖いなー、とふと思った。
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あ、久々にオートバイの話、しますよ。
興味のない方は読み飛ばして下さいな。
今、自分が現実的に手に入れることのできるオートバイ。
いったいこの世の中に何車種くらいあるんでしょうか。
それこそ数えきれないくらいあるのは間違いない。
私は18歳でオートバイに乗り始めて、こないだ30歳になった(もう12年か!)。
その間、大多数のライダーが乗り継ぐ台数と比べたら
相当に多い数のオートバイを乗り継いできた。
少なくとも30台以上。正確な数字はよく知らない。
自分でも途中で面倒になって数えるのをやめたから。
で。
30台という数が多いのか少ないのかはさておいて。
気がついたらなんだかよく似た感じのオートバイばかり乗り継いでるのである。
なぜ急にそんなことを考えたかというと。
こないだ、仕事でDucati Streetfighterなるオートバイに
かーなーりどっぷり濃い感じで乗る機会があったのだ。
雑誌なんかで見てて、スタイルに興味はあってもまず自分で買わないだろうなー、
という風に自分で「思い込んでいた」オートバイ。
#ここまで読んで、
え、Streetfighter買っちゃったの?と思ったそこのあなた。
早とちりが過ぎますぞ。:-)
オートバイってのは乗ってナンボな代物である。
そして、ちょろっと乗った程度ではなかなかわからない代物なんである。
だけども、車と比べたらなかなか試乗できる機会も少ないし、
出来たとしても(BMWみたいなごく一部の例外を除いて)ホンの数KMだ。
レンタカーに相当するレンタルバイクだって、
以前よりは普及しつつあるもののまだまだ敷居が高いことは否めない。
Streetfighterなんか半日借りたら諭吉さんが二人以上ぶっ飛んでいくのだ。
つまり、じっくり乗ってみようと思ったら、
運良くそれに乗ってる友達が身近にいるとか、
あなたが雑誌のテスターさんであるとか、
メーカーの広報さんに顔が利きますだとか、
そういうイレギュラーでもない限りは
基本的に思い切って自分で買って乗るしかないのである。
で、そうなってくるとどうやったって
「自分が好きな系統のバイク」
ばっかり乗り継いじゃうんである。
当たり前だ。
ここでいう「好きな系統」ってのは、
スーパースポーツとかオフロードとかの「ジャンル分け」のことじゃない。
要はそのオートバイに自分が(勝手に)投影してる「イメージ」のことだ。
そんなわけで私はとっても恵まれている。
何度も言うけどStreetfighterなんて今まで完全に「アウトオブ眼中」、
今回みたいに仕事で強制的に乗ることでもなけりゃ、
ずーっとご縁がなかったに違いないのだよ。
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エンジンを始動した瞬間に相当に勇ましいドコドコ音。
これホントに純正マフラー?
「ラフにスロットル扱うと簡単にフロント浮きますんで、
気をつけてどーぞ」と発進前に注意を受ける。
かなり重めのクラッチを握ってギアをローにぶち込んで、
するすると走り出す。
またがった瞬間にまず感じる違和感であるところの
「SSとモタードを足して二で割ったようなポジション」
に慣れてしまえば、
街中を流す分にはちょっと音量が気になるくらいで、
外見から受ける印象に比べたら「ごくごく普通」のオートバイ。
最初の印象はそんな感じだったんだけど。
少しペースを上げられるステージに移動したら違う表情を見せた。
そりゃ、170kg程度の車体に150馬力のエンジンが乗っかってるんである。
ほっといても速いのは当たり前だ。とんでもなく、速い。
スロットルを開ければ開けただけ、思った通り前に出る。
だけどまるでエンジンがそのまんま走っている・・・ような、
とにかくスロットルを開けてないと気が済まないようなオートバイではないのだ。
例えば法定速度でもさほど苦痛なく流せちゃうのである。
オートバイと乗り手がとてもシンクロしやすいから。
あとの走りの評価なんぞはもう必要あるまいて。
とにかく気持ちよかった、とだけ書いておこう。
確かにこのオートバイにはカウリングは要らねえよなあ。
トップスピードはどうやったって人間の方が持たないけど、
トップスピードなんかどうでもよくなるもんね、
このオートバイに乗ってると。
だったらカッコいいほうがいいもんね。
きっと最初に「こんなオートバイつくろうぜー」と
イタリアの街で産声を上げたコンセプトが
まったくブレることなく突き進むことができたから、
こんな最高に痛快なオートバイが出来上がったのだろう。
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Streetfighterを買う訳じゃないけど(いや、ホントに)、
少しだけ、自分とオートバイとのつきあい方を見直す
いいきっかけになった。
マンネリ化したときに
ちょっとだけ違うことをやってみる。
それが直接当たりとはならなくても
突破口につながる道を開いてくれることも
あるのだということ。
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